雑誌と単行本の相違点 

■「怪盗物語」について

1巻カバー下の雑談などで、ちらちら名前の上がる「怪盗物語」とは?
中西先生が第二回月例コミックブレイドマンガ大賞で、準大賞を受賞した、短編マンガ。
コミックブレイド2002年9月号掲載。
暗黒シティで活躍する怪盗、クロバード=ルル=クロックカスと、パートナーの精霊キィ=ヒストウォーリーの話。

クロバード=ルル=クロックカス:黒髪短髪、全身黒い服とマントで外見は似ているが、性格は「ドリム」より明るめ?

キィ=ヒストウォーリー:金髪?(マンガ上で白なので、たぶん)ロングヘア−、ノースリーブのシャツに短パンと、少年っぽい外見で、「ドリム」のものとかなり違う。が、中西先生のコメントイラストに描いてあるキィの服装は「ドリム」のと似ている。

リカルド=ジャッジ:ジャッジという名前と、主人公の敵役。だけど、市長ではなく、警察。どちらかと言うと、性格はホムロっぽい気がする。

□あらすじ
代々大怪盗を生み出してきた「怪盗名家 クロックカス家」
第17代当主のクロバード=ルル=クロックカスは、父親が処刑された後、クロッカクス家に仕える精霊、キィ=ヒストウォーリーにせっつかれ、嫌々ながらも仕事をこなし、武装警察と追いかけっこをする日々が続いていた。
 3年前、父親の「英雄怪盗」ディアスが処刑された後、キィの

■カラーページ

間奏3の見開き扉と、最終話のカラーページ丸々削除。
間奏3は、ビルの上でクロとカタナが、ラフな格好でフェリーに乗ってるユニ夫を眺めているシーン。
摩天楼の合間から、夕日の明りがこぼれて、とても綺麗。のんびりしたイラスト。

最終話は、見開き扉含め4ページ。
グレイナインが手紙(日記?)を書くシーンから始まり…
見開き扉では、キャラが総登場。ドリム作品には珍しく、淡いタッチの塗りで描かれている。
大きく描かれている順で、グレイナイン、クロラット、カタナ、エト、ユニックス、トモエ、ヴィオレッタ、
エンジェス、リューグージ、市長、ロージュ、セフィ、カグヤ、クインス、あご、ナル、ホムロ、シャド。

■タイトル中のキャラ紹介
 雑誌掲載分の「DREAM GOLD」のタイトルの中に、こまか〜く書かれたキャラ紹介文の事。
文字が小さすぎたり、文字が抜けていたりで、正確には読み取れない。
詳しくは、こちらに載せてありますが、5巻の用語辞典でほぼ全文が掲載されています。
■最終話 SIDE:B 終章は春風と共に

正確に言うと、第29話の最後の1ページ〜最終話まるまる描き下ろしです。

・2005年9月号 第29話 グレイナインデビュー
違うのは、単行本p144〜(黄金探偵グレイナイン〜事件といわれている!!!!の次のページから)
カタナの剣が、キィのコンピュータのコアを壊す。
「どうし……て わからない わからないよ カタナ…」つぶやきながら消えて行くキィ。
(いいんだ… これでいいんだ… だってこれが 君と私の……)「……っ!!!」
コンピュータの破壊と共に、光に包まれるカタナ。
ページの下半分に、でかでかと「次回最終回 終章は君と共に」の文字。

・2005年10月号 最終話 SIDE:B 終章は春風と共に
丸々1話、完全に違いますので、読みたい方は今のうちに、ブレイドのお取り寄せを!カラーページも入ってるので、お得お得。
台詞丸写しが多くて、まとまってません。どの台詞も大切なので、切れませんでした。
本当に、取り寄せて頂くのが一番だと思います…
省いてますが、キャラの一人一人に、その後の話が書かれていたりします。

雑誌掲載分では、上記の29話の通り、クロラットの復活はありませんので、クロは死んでグレイナインが後を継いだ1年後の話となっております。

桜散る中、手紙(日記?)を書くグレイナイン、クローディア号の発車の知らせに顔を上げる。
あの事件の時と同じ、黒いサングラスに、黒いマント。
ただ、シャツは胸にひらひらの付いた、ちょっとオシャレなもので、蝶ネクタイも赤い色。

 この1年間、グレイナインはユニックスの力を借りて、事件について調べていたが、あまり成果があがらないよう…
復興に向かう暗黒シティの中で、ちびっ子ナイツのエンジェスとキタラは、喫茶店を開いて生計をたてている。
カタナとはあれ以来一度も合わず、今はクロブレイドを出産し、シラバノの総裁となって活躍している。

列車に乗ろうとするグレイナインを呼び止めたのは、変装した(でもバレバレの)市長。
1年前にクロラットから小包で届いた遺書を、グレイナインに手渡すも「生きている人間が遺書なんておかしいでしょう?」と破り捨ててしまう。
「いいのか…それで…」の問いにさっぱりとした表情で頷き、去り際に
「じゃあ あなたとも いろいろありましたが……
それでは…… そういうことで」
額に指をあてて挨拶する様は、市長を見逃したクロラットの言動そのもので…
離れていくグレイナインの後ろ姿を眺め、膝から崩れ落ち、泣いてクロラットに懺悔する市長。
「ごめんよ クロラット!!」

クローディア号を見送る人の中に、トモエとユニックスの姿が。
トモエはショートカットに袴のような服装(髪型については、5巻表紙下で書いてあります)
ユニックスまでもが、膝をついてクロラットに懺悔する。
「いつも そうなんだ俺は…!
人殺しばっかりが 得意で…
ときたま 守りたいものなんて思ったものは 
何一つだって 守り抜けない
許してくれ… クロックス……」
何があったのか…”ときたま〜”の台詞の背景にトモエの姉、キリアの顔。
そんな、ユニックスを、どこか鼻白んだ表情で見下ろすトモエ。

同じく、クローディア号を遠くから見送るのは、バルクームに乗ったカーメンもとい■■=■■■(十中八九 エト=アイル)。
「なるほど つまりこれが、あなたが彼女を仲間に引き入れた
真の目的 だったのですね
シナリオの 上書き
代役による 夢の成就
いわば クロラット=ジオ=クロックス 最後の策
<執念>

ですが…… 果たして あなたは
これに……
どれほどの意味があると 信じることができますか
クロラくん?」

意味などない
外界へ向かうクローディア号の車内で自問自答する、グレイナイン。
 わかっている いかに自分が意味のないことを やっているかくらい…
 わかっている いかに自分がやっていることが 歪んでいるかくらい…
膝に載せた形見のサングラスに涙がこぼれ落ちる。
両手で顔を隠して、声もなく泣き続ける。

 それでも、自分は 行かなくてはならない
あの夜 自分は
先生の死を否定し
先生の敗北を否定し
自らが先生となって、先生の夢を叶えると誓った…
 だから、自分にはやるべき事が 一つ残っているはず…

「お行きなさい グレイナイン」
高いシラバノビルの屋上から、白い鳥を放つカタナ
「私と彼の願いをのせて
どこまでも どこまでも 遠く…」
その鳥の羽根が、カタナとグレイナインの元に舞い落ちる。

「そうだね…
全然考えたことなかったんだけど…
そうやって、自分の知らない世界を見て回るのも面白いかなぁ…と」
クロラットが唯一語った、未来の望み。

天は高く
空は蒼い

昇った太陽は
弧を描き いずれは沈む

人生は昼と夜の繰り返し

ならば いつかは
この悲しみも
思い出と変わる日が
来るのだろうか

少女の冒険はまだ始まったばかり

■輝け キリアさん
2005年の冬コミで発売された「コミックブレイド海賊版」に掲載。
4Pの4コママンガ。
ドリムゴード本編、ゴードハード外伝らしい。
その名の通り、キリアと三銃騎の話。
キリアのすばらしいほどのボケっぷりと、素敵な笑顔が拝めます。
■翔べ キリアさん
2006年の夏コミで発売された「コミックブレイド海賊版 vol.2」に掲載。
4Pの4コママンガ。
ドリムゴード本編、ゴードハード外伝 2
引き続き、キリアと三銃騎の話。
■続劇 怪盗物語
2006年の冬コミで発売された「コミックブレイド海賊版 vol.3」に掲載。
4Pの4コママンガ。
怪盗物語とドリムをミックスさせた、パラレル作品。
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